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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
今回は、古代エジプトシリーズです。
ピラミッドやツタンカーメン、ミイラや神殿など数々の世界遺産で有名な古代エジプト文明。
ハイライトは、王朝時代ですが、その起源となったのは、紀元前7050年まで遡る新石器時代でした。
アブ・シンベル神殿から100キロ程離れたサハラ砂漠に存在したナブタ・プラヤ文化をご紹介します。
また、おすすめ文献も紹介します。
サハラ砂漠(画像:Wikimediaより)
まず、基本となるおすすめの本から。
① オックスフォード大学出版の「 The Oxford History Of Ancient EGYPT 」
②トロント大学出版の「 A History of Ancient Egypt 」
この2つの本は、以下のHPから登録すれば、無料で2週間、オンラインで見ることができるそうです。
リンクはこちら
次に、こちら。
③「 The Oxford Encyclopedia Of Ancient EGYPT 」
3本セットです。
この本は、ネット上になく、大学とリンクしている図書館で借りることができるそうです。
④「 Encyclopedia of the Archaeology of Ancient Egypt 」
こちらは、サイトに無料登録すれば、論文を閲覧することができるそうです。
ここまでは、全て英語の文献です。
しかし、研究者も使う本格的な文献だということです。
続いて、英語が苦手な方や、日本語で簡単に学びたい方におすすめなのがこちらだそう。
⑥ 「古代エジプトを学ぶ」
エジプシャン夫の先輩である、早稲田大学の馬場教授の本です。
また、エジプトでは次々と遺跡が発見されているため、正直、文献だけでは追いつけない部分も出てくるのが事実だそう。
そこで、エジプシャン夫は、できるだけ最近の研究を紹介しながら、わかりやすく解説していくそうです。
(エジプシャン夫の【YouTube】⇒ こちら)
さて、古代エジプト文明はどのように誕生したのでしょうか?
古代エジプト文明というと王朝時代が有名ですが、その起源は、新石器時代まで遡るそうです。
それでは、文明の起源となった新石器時代のお話です。
Wendorf氏(画像はこちらより)
1973年、アメリカのWendorf氏を中心とするグループが
アブシンベル神殿から西に約100キロほど行ったサハラ砂漠に、エジプト文明の起源ともいえる遺跡を発見しました。
ナブタ・プラヤと名付けられたこの遺跡は、大きい盆地だったといいます。
そこで、緑に沿って、新石器時代の様々な活動の痕跡が発見されたそうです。
ナブタ・プラヤ遺跡(画像はこちらより)
現在のサハラ砂漠は、年間降水量がわずか1ミリにも満たない、非常に乾燥した場所。
(これも、いろいろな説があるようですが、だいたいとのこと。)
1万年前、サハラ砂漠は、今とは大きく異なっていたそうです。
1万年前に終わった最終氷河期以降、熱帯収束帯の北上によって、サハラ砂漠は、湿潤で、夏期には降雨のある気候へと変化したようです。
それによって、ナブタ・プラヤの盆地には、季節的に湖が生まれたのだそう。
湖畔には、植物が生息し、人と動物が集まる場所となっていったといいます。
そこから、古代エジプトの文明は急速に発展していくことになるようです。
ということで、今回は、起源となったナブタ・プラヤのお話でした!