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ピラミッドとスフィンクス
今回は、南エジプトのアスワンにある岩窟墳墓群「貴族の墓」についてです。
ナイル川東岸の市街地から、ファルーカ (帆船)でナイル川を渡ると見えてくるのが、西岸の岩窟墳墓群。
アスワン名物ファルーカ (帆船)
そこには、古王国時代、紀元前27世紀頃からの貴族の墓が約40墓あります。
岩窟墳墓群へと続く階段
墳墓群の前では、自分たちを「ヌビア人」だ、という人々が陽気に声をかけてきてくれます。
かつて、アスワンからスーダンに続く上流一帯は、ヌーバ族(現在のヌビア人の祖先)が支配しており、文明を作っていたそう。
紀元前26世紀頃には、クシュ王国という国が存在していたといいます。
紀元前8世紀には、エジプトにヌビアの王朝をつくるなど、強い影響を与えていたヌビア。
ヌビアの人々は、”アフリカ人でもエジプト人でもない、ヌビア人だ” という誇りを持っているんだそう。
そんなヌビア人のおじさんに、ラクダで丘陵の送迎をしてもらいました。
ピラミッド前のラクダ遣いに比べると、ぼったくりも少なく、純粋で親切。
ナイル川越しに見えるアスワン東岸の市街地
有名な墓は、管理人さんに鍵を開けてもらい、中に入ることができます。
sarenput Ⅱ(サレンプット2世)の墓
墓の付近や丘陵の上の砂漠には、いまだに土器の破片や、人骨の破片まで落ちていてびっくり!
人骨の破片
さらに上へ登っていくと、Qubbet al-Hawa(風のドーム)へと辿り着きます。
名前の通り、風を感じながら、アスワンを見渡すことができ、もちろん、眺めは最高!
Qubbet al-Hawa(風のドーム)
とってもオススメなのに、団体旅行ではスルーされがち。
他のアスワン観光名所と比べ、観光客は少なく、ゆっくり見学することができる穴場スポットでもあります。
アスワン観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!