こんにちは!
ご覧いただき、ありがとうございます。
このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
スフィンクスとピラミッド
今回は、エジプトが舞台の映画「エクソダス:神と王」についてです。
ちなみに、エジプトが舞台のオススメ”本”もあります!
それは、「アルケミスト」。
世界中でベストセラーとなり、「星の王子さま」に並び称されるほどの賞賛を浴びていますので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
この「アルケミスト」は、夢で見たエジプトのピラミッドを目指して、少年が旅に出るという本。
わたしも大好きで、何度も何度も読んでいます。
しかし、文中にイラストがないため、エジプトに行ったことがない方やエジプトのイメージがわかない、という方もいるかもしれません。
エジプトのイメージが伝わる画像を貼った「アルケミスト」についての記事も書いてますので、良かったら、どうぞ!
こちら ⇒ 【イメージ画像あり!】エジプトが舞台の「アルケミスト」
話が外れてしまいました…笑
(すみません!)
エジプトが舞台の映画「エクソダス:神と王」に話を戻しましょう。
(画像:こちらより)
この映画は、旧約聖書の出エジプト記をもとに、モーゼ率いるヘブライ人がエジプトを脱出する過程を描いた作品。
ストーリーは、紀元前1300年まで遡ります。
当時、最強の王国として名を馳せるエジプトの王家に養子として迎えられ育ったモーゼ。
兄弟同然に、固い絆で結ばれていたエジプトの王ラムセス2世とたもとを分つのですが、その裏には、苦境に立たされている40万人にも及ぶヘブライ人を救うというモーゼの信念が。
彼らのために、新天地「約束の地」を探し求めることに。
過酷な旅を続ける一方で、彼は、エジプト、ラムセス2世を相手にした戦いを余儀なくされます。
映画サイトによると
”旧約聖書の出エジプト記に登場する、モーゼのエピソードをベースにしたアドベンチャー。
紀元前のエジプトを舞台に、王家の養子として育てられたモーゼがたどる数奇な運命と壮絶な戦いを活写。
砂漠を埋め尽くすエジプトの軍勢や、真っ二つに割れていく紅海など、スケールの大きなビジュアルも見もの”
とのこと。
出エジプト記 ”第7の災い”(画像:Wikimediaより)
ちなみに、エジプトが舞台ではあるものの、実際の撮影は、アルメニアとイギリスのスタジオで行われたそう。
この映画に対する批評家の評価は、芳しくなく、映画批評サイトの支持率は、28%。
評価は、10点中4.8点となっているそう。
その理由を要約すると、「面白いシーンがあり、叙事詩的映画としても相応だが古典的題材を十分に生かしきれていない」とのこと。
また、いくつかの団体や人物は、俳優に対しても抗議したんだとか。
運動家によると
”古代オリエントを舞台にしているにもかかわらず
古代オリエントの神々や王を演じている全員が白人俳優で
低い身分のエジプト人を演じている全員が黒人俳優なのはおかしい”
とのこと。
Twitter上では、映画のセットとして用いられているギザの大スフィンクスの復元像の鼻がヨーロッパ的である、という指摘も。
さらに、ピラミッドやスフィンクスの建設は、ユダヤ教の祖とされるエイブラハムが現れる時代よりも500年以上前であるのに、それらをユダヤ人奴隷が建設したことになっているなど、歴史的に誤っている点があるとして、エジプト・モロッコでは、公開が禁止となりました。
古代エジプト考古学を研究するエジプシャン夫も「フィクションとして見れば面白いかもしれないけど、歴史的にも、宗教的にも如何なものか」との意見。
そういえば、私自身、当時最新作であったこの映画を、渡埃の飛行機の中で見るのを楽しみにしていたのですが、エジプト行きのカタール航空でも、上映されていませんでした。
と、ここまで色々書いてきましたが、私は批評家ではありません。
純粋に、エジプトが舞台の映画として、1人でも多くの人に、エジプトや古代エジプトを知る、興味を持つ、きっかけになればいいな!と。
そのために、賛否両論あるかもしれませんが、この作品を伝えたいと思い、記事にしてみました。
興味のある方は、ぜひご覧くださいね!