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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
今回は、ルクソール神殿についてです。
古代エジプト新王国時代の都テーベとして栄えた現在のルクソール。
今もなお史跡が多く残る街として人気です。
今回は、「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産にも登録されている「ルクソール神殿」のお話です。
穴場観光スポットとオススメ時間帯もご紹介!
ルクソール神殿は、ルクソール東岸に位置し、カルナック神殿と共にルクソールを代表する史跡です。
(カルナック神殿については、こちら ⇒ カルナック神殿)
ちなみに、ルクソールは、主な遺跡が東岸と西岸に分かれており
太陽が昇る東岸は、「生者のまち」、太陽が沈む西岸は「死者のまち」とされていました。
東岸には、神々を祀る神殿が、西岸には、墳墓が造られました。
アラビア語では「南の聖域」として知られているそう。
ルクソール神殿は、新王国時代の紀元前1400年頃に建設されたといいます。
アメン神、ムト神、コンス神などを祀る小さな祠堂から始まり、約100年後にアメンホテプ3世、そのまた100年後にラムセス2世によって大規模な改築と増築が繰り返されたといいます。
この神殿は、エジプト南西部にある砂岩で建てられ、この砂岩はヌビア砂岩と呼ばれるそう。
ローマ時代には、神殿とその周辺は、軍の要塞やローマ政府の基地となりました。
もともとは、女神ムトに捧げられたという礼拝堂は、のちに教会となっています。
ルクソール神殿の入口に隣接する2つのオベリスクは、ルクソール神殿のシンボルの一つ。
この2つのオベリスクは同じ高さではなかったものの、それらが同じであるような錯覚を引き起こしたといいます。
しかし、神殿に現存するのは、1つのみ。
小さい方のオベリスクは、ナポレオンがエジプト遠征の際に、時計台と交換するかたちでフランスへ持ち帰り、現在は、パリのコンコルド広場にあります。
”クレオパトラの針”と呼ばれるオベリスク
(画像:Wikimediaより)
また、ルクソール神殿とカルナック神殿の間は、エジプトの神々の主神であるラー神を祀るスフィンクスが並び、約3キロの参道で繋がります。(現在、復元中。もうすぐオープン予定!)
カルナック神殿(手前)からルクソール神殿(奥)まで続く参道
(画像:Wikimediaより)
そして、ルクソール神殿のもう一つの見所は、”ラムセス2世の中庭”。
ラムセス2世の坐像が鎮座する第一塔門から神殿の内部へと進んだ場所にあります。
ヒエログリフや神々のレリーフが刻まれた74本の石柱が林立するエリアで、列柱の間には、ラムセス2世の数々の立像が。
(画像:Wikimediaより)
”ラムセス2世の中庭”を抜けると、その先は、アメンホテプ3世によって造営されたエリア、大列柱廊があります。
高さ17メートルの大列柱廊は、2列14本の柱からなり、その形状から「開花式パピルス柱」と呼ばれます。
(画像:Wikimediaより)
そんなルクソール神殿の穴場スポットは、なんとマクドナルド!
(詳しくは、こちら ⇒ ルクソール神殿を見るならマクドナルド!?)
ギザの三大ピラミッド前には、ケンタッキーとピザハットですが、ルクソール神殿前は、マクドナルドと覚えてください。笑
ルクソール神殿の中に入って、じっくり観賞するのも、もちろんいいのですが、ルクソール神殿は、外からでも楽しめちゃうのです。
日中の日差しを避け、神殿の全体像を眺めたい方は、ぜひ!
ちなみに、神殿に入るなら、オススメの時間帯は、夕方から夜にかけてです。
熱中症対策として、見学する時間帯を考えるのは大事。
(白昼に観光し、熱中症になる外国人観光客も。私とか…笑)
夕方から夜にかけての時間帯には、日中に観光することの多い団体ツアー客がいなくなります。(エジプシャンは多少増えます)
夜には、ライトアップされた幻想的な神殿を楽しむことができます。
日が沈んだ後に、神殿前の遊歩道を散歩すれば、こんな景色も見られます!
ということで、今回はルクソール神殿についてでした。
いかがでしたか?
ルクソール神殿についての情報が他にもあれば、ぜひ教えてくださいね!