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ピラミッドとスフィンクス
今回は、エジプト新行政首都( New Capital)に建てられた、エジプト最大のコプト正教会の大聖堂『Cathedral of the Nativity of Christ』について紹介します。
コプト語では、『ⲡⲓⲉⲣⲫⲉⲓ ⲛ̀ⲕⲁⲑⲉⲇⲣⲁ ⲛ̀ⲧⲉ ⲡϫⲓⲛⲙⲓⲥⲓ ⲙ̀ⲡⲭⲣⲓⲥⲧⲟⲥ』。
この大聖堂は、カイロの東約45kmの砂漠地帯であった場所、現在は開発真っ只中のエジプト新行政首都に位置しています。
2019年1月6日、大統領とコプト正教会の教皇タワドロス2世によって発足しました。
なんと、中東最大の教会であり、世界最大の東方正教会ということです。
外廻りは、まだ未完成ですが、聖堂内はすでに完成しており、今回、身分証を提示し、聖堂内を見学させてもらいました。
私たちの他にも、コプト教徒のエジプト人観光客も、数人見学に来ていました。
ここで、教会設立の背景を少しだけご紹介。
2016年12月に発生したカイロの聖ペテロ教会と聖パウロ教会でのテロ攻撃を受け、2017年1月、シシ大統領は、国内最大のモスクと教会の建設を委託。
コプト教とイスラム教の共存と、国家統一の象徴となるよう、新しい行政首都に建設を決定。
何十年もの間、エジプトでの教会の建設は、イスラム教徒を怒らせることを避けるために制限されていたそう。
しかし、2017年8月、エジプト議会は、新しい教会の建設を制限する法的規制を撤廃。
こうして、コプト正教会の大聖堂は建てられました。
就任式は、大聖堂の礼拝堂で祝われ、全国からの代表者を含む約3,000人が参加したそうです。
この大聖堂のデザインは、コプトの伝統に従っており、ノアの箱舟に触発されているそう。
聖堂内には、メイン広場と本部、レセプションホール、会議室、管理事務所があります。
また、2階建ての地下駐車場、サービスビル、2つのライトハウスがあります。
ライトハウスは、コプトのデザインになっており、上部には鐘があります。
天井には、ピラミッドや古代エジプトの象徴も描かれており、エジプトらしく素敵な内装でした。
イエスが初めてエジプトを訪れた際の情景を表しているそう。
ということで、今回は、エジプト新行政首都( New Capital)に新設されたコプト正教会の大聖堂についてでした。
渡埃の際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
必要とする方の参考になれば、幸いです!