ピラミッドとスフィンクス
今回は、英誌「The Economist」(エコノミスト)でエジプトが世界1位になったというニュースです。
世界1位に位置付けられたのは、「正常化指数(Normalcy Index)」。
英誌「エコノミスト」は2022年1月、日常生活における新型コロナ禍の影響を数値化した「正常化指数(Normalcy Index)」で、エジプトを世界1位に位置付けました。
(画像:「The Economist」HPより)
たしかに、新型コロナウイルス禍にあっても、エジプト経済は好調。
国際通貨基金(IMF)は2022年の経済成長率を5.2%と予測し、3年連続のプラス成長が見込まれています。(参考:IMF)
インフラ開発が急速に進む様子も、新行政首都をはじめとするスマートシティ、スエズ運河経済特区などの工業団地、発電所、高速道路や鉄道網の拡張などから見て取れます。
新行政首都(New Capital)について詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓
また、エジプト政府は、IMFをはじめとする国際機関からの借り入れを活用し、消費の拡大にも積極的な動きを見せています。
2021年の新車販売では、日本車のシェアが最大になり、日産自動車の乗用車「サニー」は特に好調だったようです。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓
一方、エジプト中央銀行は、3月21日、緊急の金融政策委員会を開催、政策金利を8.75%から9.75%にすることを決定。
2017年5月以来の利上げとなりました。
エジプト通貨は、大幅な切り下げとなり、エジプト政府は、IMFに支援を要請。
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通貨の切り下げは、海外からの投資呼び込みや輸出競争力の向上につながるという一面も。
エジプトの情勢に、今後も注目していきたいところです。
ということで、今回は、英誌「エコノミスト」でエジプトが世界1位に位置付けられたというニュースでした。
必要とする方の参考になれば幸いです。