ピラミッドとスフィンクス
今回は、イギリス政府系開発金融がエジプトのスタートアップに投資を計画しているというニュースについてです。
英国の政府系開発金融機関であるBritish International Investment （ブリティッシュ・インターナショナル・インベストメント）（以下、BII）が9月6日、エジプトのスタートアップに1億ドルを投資する計画を発表しました！
BIIは、気候資金の増額を通じてエジプトのグリーン成長を支援し、同国との連携を強化するというコミットメントを再確認したそう。
駐エジプト英国大使のガレス・ベイリー氏は、『エジプトはBIIの優先市場の1つで、BIIによる投資は、貿易とグリーン分野での両国の連携が強まっている象徴』だとしています。
今回の投資の一環として、BIIは、有望なアーリーステージのスタートアップを支援するエジプトのベンチャーキャピタル（VC）であるAlgebra Ventures（アルジェブラ・ベンチャーズ）とEndure Capital（エンデュア・キャピタル）への出資を発表。
画像：Algebra Ventures公式HPより
画像：Endure Capital公式HPより
画像：MaxAB エジプト公式HPより
BIIは、英国の気候資金関連の主要機関。
そんなBIIが、エジプト政府との連携を拡大し、エネルギー集約的な水インフラに電力供給するための気候変動適応や再エネプロジェクトの計画策定に取り組むのは、エジプトにとって強い追い風となりそうです。
その他、太陽光発電・風力発電など、クリーンエネルギー技術・グリーン水素、水道・保健・衛生システムなどの分野でも取り組みを継続するとしました。
なんと、7億6,000万ドル以上のクリーンインフラ、クリーンエネルギー、健康、製造、金融サービスなど、エジプトの重要な分野への投資を確約！
先日の日系VCによるエジプト出資も然り、近年、エジプトへの出資が相次いでいます。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓
今後もエジプトのスタートアップから目が離せませんね！
ということで、今回は英政府系開発金融によるエジプト・スタートアップへの投資計画についてでした。
必要とする方の参考になれば幸いです！
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