ピラミッドとスフィンクス
今回は、アフリカの2022年の個人資産総額に関するニュースです。
アフリカ ウェルス レポート2023 によると、2022年12月時点でアフリカの不動産・現金・株式などを含む個人資産の総額は2兆4,000億ドルで、2021年の2兆1,000億ドルから増加したとのことです。
アフリカで100万ドル以上の資産を保有する富裕者は、2022年12月時点では13万8,000人。
10年前と比べて12%減でしたが、10年後の2033年には42%増の約20万人まで増加する見込みとのこと。
国別では、南アが1位で全体の約3割を占めており、エジプト、ナイジェリア、ケニア、モロッコを含む上位5カ国で56%を占めています。
アフリカの国別の100万ドル以上の資産保有者数をみると、2022年12月末時点でエジプトは、1万6,100人となっています。
都市別の富裕者数順位では、1位が南アフリカのヨハネスブルク、エジプトのカイロが2位となっています。
報告書の中で、投資会社 WIPHOLD のグループ会長である Louisa Mojela 氏は、『アフリカは間違いなくビジネスに開かれている』と述べています。
Henley & Partnersの個人顧客グループ責任者であるDominic Volek 氏は、『不可欠な外国資本を注入し、持続可能な成長を促進することにより、経済を変革する可能性を秘めている。アフリカ大陸で富が成長し、各国が経済発展を支援することのメリットを認識するにつれて、今後数年間、投資の移動がアフリカで引き続き勢いを増すと予想される』と述べています。
エジプト新行政首都(ニューキャピタル)
エジプトでは、人口増加による交通渋滞などの対応策として、カイロから東方35kmほどの砂漠地帯に『新行政首都』の建設が進んでいます。
新首都には、世界一の長さになる予定のモノレールをはじめ、アフリカで最大の高さになる予定のアイコニックタワーなど、スマートシティの機能も備えた首都づくりが着々と進んでいます。
その他、新首都には、大統領府や各国の大使館エリア、新しい空港の建設計画もあります。
ウォルト・ディズニーとも契約を締結し、アフリカ大陸初のディズニーランドも建設予定。
平均年齢が若く、人口が急速に増加しているエジプト。生産年齢人口は60%にも上ります。
2022年のMENA(中東・北アフリカ)地域でのスタートアップ投資の首位もエジプトとなっており、今後ますますの発展が期待できそうです!
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