ピラミッドとスフィンクス
今回は、エジプトの美容事情についてです。
2023年5月13日〜15日にEIEC(エジプト国際展示場)で行われた美容関連の展示会『Egy Beauty Expo 2023』に行ってきました!
画像:公式HPより
出展対象品目は、以下の通りです。
・化粧品・スキンケア
・ヘアケア製品
・香水
・パッケージング・原材料・契約製造
・メディカルコスメティック製品
・クリーニング製品
コロナ禍で、ここ数年の開催が見送られていましたが、今年は無事に開催。
ちなみに、前回の実績は、2019年で来場者数は、約12,000人。出展社数は、50社ほどだったようです。
展示ブースの様子
今年は、200社が出展。
出展社数では、地場のエジプト企業が最も多く、90社ほどが参加。
最も多く展示されていたのは、コスメ・ヘアケア関連と香水・香油関連で、その他にも美容医療機器や香油製造機器、パッケージ、洗剤類などを展示するブースなどもありました。
外国企業は、中国や南アフリカなど5ヵ国がパビリオンを出展。
ブース出展は、イタリア、フランス、スイス、トルコ、韓国など13ヵ国が参加していました。
南アフリカのパビリオンの様子
ここで、エジプトの美容事情について少しご紹介。
エジプトは、砂漠性気候のため、気温が高く日射量の多い夏には、日焼け止めやヘアオイルの需要が増すそう。
メーキャップでは、アイメークに力を入れるエジプト女性が多く、アイライナーやマスカラは売れ筋商品とのこと。
中でも、フランス製品への需要が最も高いそうで、エジプト人のフランスに対する憧れが強く反映されていると感じます。
ヘアケアについても、フランスメーカーのブランド力が依然強いようですが、ドイツ製品も人気高騰中。
自由貿易協定(FTA)で関税率が低く抑えられることも、欧州製品に商機がある要因のようです。
ヘアケア実演の様子(アメリカ出展ブース)
エジプトの消費者は、依然、「輸入品の方が国産品よりも高品質で安全」と認識しているところがあるようです。
しかし、近年はエジプトポンドが下落していたり、化粧品には高い関税がかかることやインフレが急激に進んでいることから、外国製品を避ける傾向も出てきているようです。
国内でも多くの若い起業家がオーガニックのスキンケアやヘアケア製品のラインを立ち上げていることもあり、国産品の需要も急増中。
最近では、ECサイトの利用を通じて商品を購入する消費者も増えているようで、既存小売店との競争も激化しています。
エジプトのヘルスケアに関しては、医療インフラがアフリカの中では比較的整っていることが特徴。
メディカルツーリズムのランキングでは世界26位につけており、中東の医療ハブとして機能しています。
エジプト政府は、2032年までに国民皆保険制度を全土で施行する目標を掲げており、さらなる医療インフラの整備が見込まれます。
話がだいぶ逸れましたが、こちらの美容関連展示会「Egy Beauty」は、来年も同時期にエジプト国際展示場にて開催予定です。
ちなみに、エジプト国際展示場では、毎月さまざまな展示会が開催されており、中には外国企業も多数出展する国際的な展示会も多くあります。
例えば、昨年2022年10月に開催された『Egypt Energy 2022』は、欧米や中国をはじめ、多くの外国企業が出展していました。
その中で、弊社もエジプト法人JAPAN LABOとして、日本の老舗工具メーカーの永木精機さんと共同出展させていただきました。
詳しくはこちら↓
このエネルギー関連の展示会は『Egypt Energy2023』として今年も開催予定です!
会期は、2023年10月29日〜31日。会場は、EIEC(エジプト国際展示場)です。
関連事業は、以下の通りです。
・自動化および制御システム
・ケーブルの設置・スイッチケーブルおよびケーブル管理システム
・エネルギー管理システム・エネルギー貯蔵装置
・配電設備・配電システム・通信機器
・絶縁材料
・照明ランプ・LED・電気・発電機
・新・再生可能エネルギー
・動力伝達
・トランスフォーマー
・ユーティリティ&サービスプロバイダー
・太陽エネルギー
・グリーンエネルギー
・水力発電
・エネルギー管理システム
画像:公式HPより
ブース出展もまだ間に合います!
エジプト市場の視察として、ビジター参加も可能です!
弊社では、翻訳・通訳をはじめ、工場との独占契約の締結サポートや企業との仲介など、さまざまなサポートをしております。
ご興味ある方は、エジプトラボまでお気軽にご連絡くださいね。
その他にも、エジプト開催の展示会情報を随時更新しております。
詳しくは、こちら↓
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